ボストン市庁舎 *1月のPICK UP MOVIE

過去の上映作品

[上映日程]1/15~28(休映:1/17、24)
*1月22日(土)13時の回の上映後、トークイベントを実施致します。詳しくはページ下部よりご確認ください。

“ ようこそ、市民のための市役所へ。”

巨匠フレデリック・ワイズマン最新作。
警察、消防、保健衛生、出生、結婚、死亡記録、
数百種類ものサービスを提供するボストン市役所の挑戦。

[解説]
アカデミー名誉賞に輝く巨匠フレデリック・ワイズマンの「集大成」
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で知られるドキュメンタリー界の“生ける伝説”フレデリック・ワイズマンが選んだ新作の舞台は、ワイズマン生誕の地でもあるマサチューセッツ州のボストン市庁舎。カメラは飄々と市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへ動き出す。そこに映し出されるのは、警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。ワイズマンが軽やかに切り取るこれらの諸問題は、長年にわたり彼が多くの作品で取り上げてきた様々なテーマに通じ、まさにワイズマンの「集大成」ともいえる仕上がりだ。2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベスト1に選出。

今コロナ禍で問われる「市民のための市役所」とは?
多様な人種・文化が共存する大都市ボストンを率いるのは、アイルランド移民のルーツを持つ労働者階級出身のマーティン・ウォルシュ市長(2021年3月23日よりアメリカ合衆国労働長官に就任)。2018~19年当時のアメリカを覆う分断化の中、「ここではアメリカ合衆国の問題を解決できません。しかし、一つの都市が変われば、その衝撃が国を変えてゆくのです。」と語る市長と市職員たちの挑戦を通して「市民のための市役所」の可能性が見えてくる。それはコロナ禍で激変する日本社会に暮らす私たちにもますます切実な問題だ。私たちが知る<お役所仕事>という言葉からは想像もできない、一つ一つが驚きとユーモアと問題提起に満ちた場面の数々。ボストン市庁舎を通して「人々がともに幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」を紐解きながら、いつの間にかアメリカ民主主義の根幹が見えてくるドキュメンタリーが誕生した。

『ボストン市庁舎』
[2020年/アメリカ/英語/1.78:1/モノラル/274分]
監督・製作・編集・録音:フレデリック・ワイズマン
原題:City Hall
字幕:齋藤敦子
後援:アメリカ大使館
配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ
© 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved

[公式サイト]cityhall-movie.com

[鑑賞料金]
特別鑑賞料金:(一般)2,800円、(シニア・学生)2,500円、(障がい者)2,000円、(市役所職員)2,200円
前売り:2,500円
*年パス、回数券、福利厚生券、招待券、MTAチケット及び一切の割引サービスが利用できません。

◎『ボストン市庁舎』公開記念「市役所割」実施!
市役所で働く職員の皆さまに特別料金にてご覧いただけます。
「市役所割」実施決定(都道府県・区などの役所も含みますが、教師や警察などを含む公務員割ではありません)
*割引適用方法:劇場窓口にて「職員証」または職員証に準ずるものを窓口でご提示ください。
*割引詳細:当日料金¥2,200(通常当日¥2,800の処)にてご鑑賞いただけます。
*窓口でのチケットご購入のみでの適用となります。オンラインチケットのご予約ではお使いいただけません。

アフタートークイベント 映画『ボストン市庁舎』から考える「市民のための市役所」とは? 開催のお知らせ。

◎PDF版は下記よりダウンロードできます。(2.1MB)

UMTJ_vol.53_2201_2

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