BILLIE ビリー

過去の上映作品
[上映日程]9/25~10/8(休映:10/4)

“ 20世紀最高のシンガーは、
 誰よりも優雅で
 誰よりも孤独だった。”

44年の短い人生を駆け抜けたジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイ。
差別に立ち向かい、あらゆる苦難を乗り越え、
歌を通して“生”を謳歌した彼女の真実に迫るドキュメンタリー。

[解説]
不世出のジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイ。その44年の短い生涯は波乱の連続だった。10代半ばで生活のため身体を売り、過酷な人種差別と闘い、麻薬と酒に溺れて幾度となく逮捕され、身も心もボロボロになりながらステージに立ち続けたビリー。だからこそ彼女の歌には凝縮された生が刻印され、20世紀屈指の伝説となった。そんなビリーの人生に共感したひとりの若き女性ジャーナリスト、リンダ・リプナック・キュールが1960年代から10年間かけて関係者にインタビューを重ね、時には何者かに妨害されながらもビリーの伝記を書き上げようと尽力した。しかしリンダも志半ばにして不可解な死を遂げてしまう。この度リンダが遺した200時間以上に及ぶ録音テープが発見され、ビリーの貴重な映像とともに構成されたのが、このドキュメンタリー映画『BILLIE ビリー』である。
インタビューに応じたのはトニー・ベネット、カウント・ベイシー、アーティ・ショウ、チャールズ・ミンガス、カーメン・マクレエといった錚々たるアーティストから、ビリーのいとこや友人、ポン引き、彼女を逮捕した麻薬捜査官、刑務所の職員まで多岐にわたる。彼らの生々しい証言と、珍しいホーム・ムービーや過去の資料映像、秘蔵の写真によって謎に満ちたビリーの人生がまるでサスペンス映画のように解き明かされていく。圧巻なのはライブ映像。黒人差別の実態を赤裸々に綴って物議を醸し、世界中にセンセーションを巻き起こした名曲「奇妙な果実」をはじめ、ビリーの歌唱シーンが最新技術を駆使したカラー映像で甦る。

【使用楽曲】
“Now or Never”
“God Bless The Child”
“Saddest Tale”
“Blues are Brewin’”
“Fine and Mellow”
“Don’t Explain”
“Strange Fruit”(奇妙な果実)
“I Only Have Eyes for You”(瞳は君ゆえに) 他……

『BILLIE ビリー』
[2019年/イギリス/英語/B&W・カラー/ヴィスタサイズ/98分]
脚本・監督:ジェームズ・エルスキン
配給・宣伝:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
宣伝:VALERIA
原題:Billie

◎公式サイト:billie-movie.jp

©️Carl Van Vechten photographs/Beinecke Library © Van Vechten Trust / REP Documentary/Getty / Michael Ochs Archives / REP Documentary / Marina Amaral /William “PoPsie” Randolph / REP Documentary / Marina Amaral/Charles Peterson / REP Documentary/Courtesy of the Louis Armstrong House Museum / REP Documentary / Marina Amaral /Getty / Gilles Petard / REP Documentary / Marina Amaral/William “PoPsie” Randolph / REP Documentary

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