生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事

過去の上映作品
[上映日程]8/7~15(休映:8/14)

“ その男は、死を覚悟して沖縄の地を踏んだ。”

玉砕こそ美徳、という考えに抗い、
一人でも多くの命を救おうと力を尽くした官吏の記録

[解説]
「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の佐古忠彦監督が、太平洋戦争末期の沖縄県知事・島田叡にスポットを当て、知られざる沖縄戦中史を描いたドキュメンタリー。1944年10月10日、米軍による大空襲で壊滅的な打撃を受けた沖縄。翌年1月、内務省は新たな沖縄県知事として、当時大阪府の内政部長だった島田叡を任命する。家族を大阪に残して沖縄に降り立った島田は、大規模な疎開促進や、食糧不足解消に奔走するなど、様々な施策を断行。米軍の沖縄本島上陸後は、壕を移動しながら行政を続けた。大勢の県民が命を落としていく中、島田は軍部からの理不尽な要求と、行政官としての住民第一主義という信念の板挟みとなり、苦渋の選択を迫られる。戦時下の教育により「玉砕こそが美徳」とされた時代、周囲の人々に「生きろ」と言い続けた島田の生き方、考え方はどのように育まれたのか。沖縄戦を生き延びた県民たち、軍や県の関係者、遺族への取材を中心に、新たに発見された資料を交えながら、その生涯に迫る。俳優の佐々木蔵之介が語りを担当。

『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』
[2021年/日本/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/118分]
監督:佐古忠彦
語り:山根基世、津嘉山正種、佐々木蔵之介 
主題歌:『生きろ』小椋佳(ユニバーサルミュージック)
配給:アーク・フィルムズ 
ⓒ2021 映画『生きろ 島田叡』製作委員会

◎公式サイト:ikiro.arc-films.co.jp

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