ターコイズの空の下で

過去の上映作品
[上映日程]5/8~21(休映:5/10、17)

モンゴルの草原で未知の自分と出会う
魂が響き合うロードムービー

日本を代表する俳優に成長した柳楽優弥、再び世界の舞台へ

[解説]
14歳の時に『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞して以来、『ディストラクション・ベイビーズ』「ゆとりですがなにか」といった意欲的な作品で着実にキャリアを積み重ね、2021年も『HOKUSAI』『太陽の子』など主演作の公開が相次ぐ柳楽優弥。本作は、その演技力と唯一無二の個性で国内外の映画人からオファーが絶えない柳楽が、新たな挑戦として臨んだ初の海外合作である。柳楽本人も本作について「(タケシが)大人になっていく道のりが、僕自身の成長記録とも重なっている」「即興的な演技は『誰も知らない』以来初めてで、このやり方が好き」と語っており、他では見ることのできない俳優・柳楽優弥の表情と輝きがつまった作品となっている。
監督・脚本を手掛けたのは、海外で育ち4カ国語を操る国際派俳優として『キス・オブ・ザ・ドラゴン』や『ラッシュアワー3』など多数の欧米作品に出演、現在はアーティストとしても活躍するKENTARO。初の長編監督映画となる本作では、その文化と自然に魅了され、自身が長年通い続けているモンゴルを舞台に、国境と世代を超えて魂が響き合うロードムービーを作り上げた。栄えあるオープニング上映を飾った第68回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭では FIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)と“型破りかつ表現力に優れた作品”に贈られる優秀賞の一つである才能賞の二冠に輝き、映像のクオリティに焦点を当てた第28回カメリマージュ映像美術国際映画祭にも招聘されるなど、ヨーロッパの映画祭を中心に喝采を浴びているロードムービーがついに日本に上陸する。

[あらすじ]
裕福な家庭で甘やかされて育ち、道楽生活を送る日本人青年タケシは、実業家の祖父により外モンゴルの草原へと送り込まれ、終戦後に生まれて以来、再会することが叶わない祖父の娘を探すことになる。モンゴル人の馬泥棒・アムラをガイドに、ミスマッチなコンビは果てなく広がる空の下、現実離れした大自然へと旅立つ。運転手付きの観光気分で来たタケシだったが、ラグジュアリーな日本の生活とはかけ離れたアムラのポンコツバンに揺られながら、想像もしなかった鮮やかで生命力に溢れる世界に分け入っていく。そんな中、アムラが逮捕されてしまい、タケシは着の身着のまま人気のない荒野に一人取り残される。途方に暮れるタケシだったが、その先には忘れられない出逢いと経験が待ち受けていた。

第68回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭
国際映画批評家連盟賞&才能賞ダブル受賞

『ターコイズの空の下で』
[2020年/日本・モンゴル・フランス/日本語・モンゴル語/シネマスコープ/95分]
監督:KENTARO
脚本:KENTARO、アムラ・バルジンヤム
撮影:アイヴァン・コヴァック
出演:柳楽優弥、アムラ・バルジンヤム、麿赤兒ほか
配給宣伝:マジックアワー、マグネタイズ
(C) TURQUOISE SKY FILM PARTNERS / IFI PRODUCTION / KTRFILMS

◎公式サイト:undertheturquoisesky.com

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