この世界に残されて

過去の上映作品
[上映日程]3/6~19(休映:3/8、15)

“ 一緒にいたいと想うのは、いけないことですか。”

第二次大戦後のハンガリー。
ナチスによるホロコーストを生き延びた16歳のクララと42歳のアルド。
家族を喪い傷ついた彼らは、寄り添うことで人生を取り戻していくが、
ソ連の弾圧によって、再び二人の運命は時代に翻弄されてゆく──。

[解説]
ナチスドイツにより約56万人ものユダヤ人が虐殺されたと言われるハンガリーを舞台に、ホロコーストで心に深い傷を負った孤独な男女が年齢差を超えて痛みを分かち合い、互いに寄り添いながら希望を見いだしていく姿を描いたハンガリー映画。本作は第92回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストに選ばれている。

[あらすじ]
終戦後の1948年、ホロコーストを生き延びたものの、家族を喪い孤独の身となった16歳の少女クララは、両親の代わりに保護者となった大叔母にも心を開かず、同級生にも馴染めずにいた。そんなある日、クララは寡黙な医師アルドに出会う。言葉をかわすうちに、彼の心に自分と同じ孤独を感じ取ったクララは父を慕うように懐き、アルドはクララを保護することで人生を再び取り戻そうとする。彼もまた、ホロコーストの犠牲者だったのだ。だが、スターリン率いるソ連がハンガリーで権力を掌握すると、再び世の中は不穏な空気に包まれ、二人の関係は、スキャンダラスな誤解を孕んでゆく──。

『この世界に残されて』
[2019年/ハンガリー/ハンガリー語/シネマスコープ/88分]
監督:バルナバーシュ・トート
製作:モーニカ・メーチ、エルヌー・メシュテルハーズィ
出演:カーロイ・ハイデュク、アビゲール・セーケ、マリ・ナジ、カタリン・シムコー、バルナバーシュ・ホルカイ
英題:Those Who Remained
原題:Akik maradtak
日本語字幕:柏野文映
後援:駐日ハンガリー大使館、ハンガリー文化センター
配給:シンカ
©️Inforg-M&M Film 2019

◎公式サイト:synca.jp/konosekai

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