エマ、愛の罠

過去の上映作品
[上映日程]11/14~27(休映:11/16、26)

“ きわめて不道徳 ”

大胆にして綿密、ジェンダーレスでありボーダーレス。
これまでの価値観を壊して誕生した、これからの時代の新たなるヒロイン。
美しく情熱的なダンサーのエマは、欲しい獲物を狙い撃つ。
不能の夫、消防士、その妻… 身も心も虜にして仕掛ける、彼女の衝撃的な計画とは──

[解説]
ハリウッド映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』で絶賛を博し、米アカデミー賞に輝いた『ナチュラルウーマン』の製作を務めた南米チリの名匠パブロ・ラライン。クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じる伝記映画『Spencer』のメガホンを執ることが決定、またコロナ禍の外出制限下に撮影された短編集「HOMEMADE/ホームメード」(Netflix)の製作・監督に名を連ね、今やラテンアメリカのみならず、世界をも牽引するフィルムメーカーとして脚光を浴びている彼が、これまでの価値観を壊して創った新時代のヒロインを主人公エマに体現させている。ミステリアスで中性的なルックス。この世の常識やモラルの境界線さえも軽々と越えていく、大胆にして過激な行動力。欲しい獲物を狙い撃つ、揺るぎない意志。そのすべてを兼ね備え、閉塞した社会の固定観念を覆していくエマ。魂の解放を象徴するエモーショナルなレゲトンダンス、鮮烈な映像美と音楽に彩られた映像世界を浮遊するヒロインが、あらゆる観客を欺いて仕掛ける“愛の罠”。その先には心震わす衝撃の真実が待っている!

[あらすじ]
若く美しいダンサーのエマはある悲しい事件によって打ちのめされ、振付師の夫ガストンとの結婚生活が破綻してしまう。家庭も仕事も失い、絶望のどん底に突き落とされたエマは、ある思惑を秘めて中年の女性弁護士ラケルと親密な関係になっていく。さらにラケルの夫で消防士のアニバルを誘惑したエマは、彼女への未練を引きずる別居中のガストンまでも挑発し始める。3人の男女をことごとく手玉に取り、妖しい魅力で虜にしていくエマの真意は何なのか。その不可解なまでに奔放な行動の裏には、ある驚くべき秘密が隠されていた……。

『エマ、愛の罠』
[2019年/チリ/スペイン語/シネスコ/107分]R15+
監督:パブロ・ラライン
出演:マリアーナ・ディ・ジローラモ、ガエル・ガルシア・ベルナル、パオラ·ジャンニーニ、サンティアゴ·カブレラ
原題:EMA
日本語字幕:柏野文映
後援:チリ大使館/インスティトゥト・セルバンテス東京
提供:シンカ/ハピネット
配給:シンカ  

◎公式サイト: synca.jp/ema

ピックアップ記事

関連記事一覧

Facebook