れいこいるか

過去の上映作品
[上映日程]10/31~11/6(休映:11/2)

“ いつかまた、会える ”

阪神・淡路大震災、あれから25年。春夏秋冬、めぐる時間のなかで、二人は生きていく。
『つぐない』のいまおかしんじ監督が震災で娘を亡くした夫婦の葛藤と絆を描く。

[解説]
『つぐない』『あなたを待っています』のいまおかしんじ監督が震災直後から原案を温め、震災後25年の節目を前に作品化。震災での娘の死を機に関係が悪化し、離婚した夫婦の絆の回復を、長田や三宮など神戸の街並みを舞台に描きだす。監督が「今やるなら、これまでの月日を描こう」と心に決め、2017年1月から撮影を始めた本作は、神戸の下町の風情が残る長田区の路地裏や酒店などを、いまおか監督自らが街を歩き回って探し出し、等身大の神戸を象徴する「震災前から残る風景」がロケ地に選ばれている。関西演劇界で活躍する武田暁が映画初主演。夫役を北野武「HANA-BI」(98)、阪本順治「顔」(00)、中島哲也「下妻物語」(04)、園子温「恋の罪」(11)、瀬々敬久「64—ロクヨン」(16)と数々の個性派監督の映画に出演する河屋秀俊が演じ、現在進行形の悲しみを背負う2人を描き出すことに成功した。いまおか監督は本作の公開に向けて「震災という大きな歴史の陰に隠れがちな、人びとの悲しみと喜びに思いをはせてほしい」と語っている。

[あらすじ]
1995年、神戸。伊智子と太助は、阪神淡路大震災により一人娘のれいこを亡くす。その後二人は離婚し、それぞれの生活を始める。淡々とした日常の中、伊智子と太助は、徐々にれいこの死を受け入れていく。2018年、久しぶりに再会した二人は、れいことの思い出の水族園へ行き、イルカショーを見るのだった。

『れいこいるか』
[2019年/日本/カラー/100分]
監督:いまおかしんじ
出演:武田暁、河屋秀俊
企画:朝倉大介
プロデューサー:川本じゅんき、朝倉庄助
脚本:佐藤稔
撮影:鈴木一博
録音:弥栄裕樹
音楽:下社敦郎
編集:蛭田智子
助監督:女池充、坂本礼
製作:朝日映劇
制作:国映株式会社
配給:ブロードウェイ

◎公式サイト:reikoiruka.net-broadway.com

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