徒花-ADABANA-

過去の上映作品
[上映日程]11/1~14(休映:11/5、10~11)
*11月3日(日)13時30分からの回の上映後、本作主演の井浦新さんと甲斐さやか監督による舞台挨拶を実施致します

“ 私が生きるために、私を殺す。という選択。”

「それ」が、あなたの倫理観を浮き彫りにする

[INTRODUCTION]
『赤い雪 Red Snow』で2019年鮮烈な長編監督デビューを果たし、第14回JAJFF(Los Angeles Japan Film Festival)最優秀作品賞を受賞するなど国内外問わず注目を集めている甲斐さやか監督。彼女の5年ぶりとなる待望の長編第二作は、死が近づいている新次と、臨床心理士のまほろ、そして治療のために人間へ提供される「それ」との物語だ。
主人公の新次を演じるのは、今最も映像界に欠かせない俳優・井浦新。まほろ役には俳優、モデル、また自身のブランドも手掛け、世界で活躍する水原希子。更に、謎めいた「海の女」役には、世界各国で数多くの賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』で注目を浴びた三浦透子。また新次の母親役として、デビュー以来、唯一無二の存在感で演じ続けている斉藤由貴。そして国内外問わず映画業界、更にはカメラマンとしても活躍する永瀬正敏。映画界の「現在(いま)」を感じさせる俳優が甲斐監督の元に集結した。
タイトルの『徒花』とは、「無駄な花」を意味するが、そこにこめられた美学と生命の価値とは。甲斐監督は、ここではないどこかの物語を描くことで、今ここにある「怖さ」を突きつける。

[STORY]
ウイルスの蔓延で人口が激減し、延命措置として上層階級の人間だけに「それ」の保有が許された。死が身近に迫る新次は、臨床心理士まほろに自分の「それ」に会わせてほしいと懇願する。新次の「それ」は、自分と同じ姿をしながらも、異なる内面を持ち、純粋で知的であった。「それ」と対面した新次は、次第に「それ」を殺してまで、自分は生きながらえるべきなのか、心が乱されていき…。

『徒花-ADABANA-』
[2024年/日本・フランス/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/94分]
出演:井浦新、水原希子、三浦透子、甲田益也子、板谷由夏、原日出子、斉藤由貴、永瀬正敏
脚本・監督:甲斐さやか
配給:NAKACHIKA PICTURES
©2024「徒花-ADABANA-」製作委員会 / DISSIDENZ

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