[INTRODUCTION]
就活に苦戦する主人公・山ノ辺を演じるのは、『走れない人の走り方』ほか話題作への出演が続く五十嵐 諒。山ノ辺が面接会場で出逢うキミ役には、舞台を中心に活躍する花純あやの。キミの親友で野球部のマネージャーだった凛子役には『海を盗んだふたり』のとしお理歩。元野球部の秀一役には米良まさひろといったフレッシュなキャストが並ぶ。監督は、『また春が来やがって』で第32回東京学生映画祭観客賞と審査員特別賞(城定秀夫監督)を受賞した新人監督・堀内友貴。堀内監督の長編デビュー作となった本作『明ける夜に』は、新人監督の登竜門とされるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭、TAMA NEW WAVE、東京学生映画祭、なら国際映画祭、田辺・弁慶映画祭に出品されるとグランプリ2つを含む計5冠を獲得。モラトリアム(大人の領域に踏み込めずにうろうろしている状態)をテーマに映画制作を続ける堀内監督が描く、夏の一夜。大人になれない若者たちのコミカルで爽やかな青春群像劇である本作は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」にて、この夏最も注目すべきインディーズ映画として念願の劇場公開を迎える。