トリとロキタ *5月のPICK UP MOVIE 過去の上映作品 [上映日程]5/20~6/2(休映:5/22、25、29) “ 離れたくない、ただそれだけ。”支え合って生きるふたりの絆を断ち切ろうとする世界。ふたりが生き抜く道はあるのだろうか。第75回カンヌ国際映画祭 75周年記念大賞 受賞ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作 [INTRODUCTION] パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコンペに出品され、世界中で100賞以上を獲得するという、偉業を越えて、もはや奇跡を起こし続けている監督ダルデンヌ兄弟。『トリとロキタ』では彼らの代名詞とも言える、BGMなし、演技未経験の主演俳優、削ぎ落された作劇に加え、先の読めないサスペンスを極め、第75回カンヌ国際映画祭で75周年記念大賞を見事受賞している。ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、分断が進む世界で、アフリカ、中東、ウクライナと祖国を追われた者はどこで安息を得られるのか。もはや対岸の火事ではなく、いま、世界が直面している、人間の尊厳の在り方を突き付ける。ダルデンヌ作品で初めて、怒りまでをもにじませ、観客の良心を震わせる、シンプルでいて、これまでにない強靭な傑作が誕生した。 [STORY] 地中海を渡りヨーロッパへやってきた人々が大勢ベルギーに暮らしている。トリとロキタも同様にベルギーのリエージュへやってきた。トリはまだ子供だがしっかり者。十代後半のロキタは祖国にいる家族のため、ドラッグの運び屋をして金を稼いでいる。偽りの姉弟としてこの街で生きるふたりは、どんなときも一緒だ。年上のロキタは社会からトリを守り、トリはときに不安定になるロキタを支える。偽造ビザを手に入れ、正規の仕事に就くために、ロキタはさらに危険な闇組織の仕事を始める……。他に頼るもののないふたりの温かく強固な絆と、それを断ち切らんとする冷たい世界。彼らを追い詰めるのは麻薬や闇組織なのか、それとも……。 『トリとロキタ』 [2022年/ベルギー=フランス/カラー/89分] 監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ 出演:パブロ・シルズ、ジョエリー・ムブンドゥ、アウバン・ウカイ、ティヒメン・フーファールツ、シャルロット・デ・ブライネ、ナデージュ・エドラオゴ、マルク・ジンガほか 配給:ビターズ・エンド 原題:Tori et Lokita ©LES FILMS DU FLEUVE – ARCHIPEL 35 – SAVAGE FILM – FRANCE 2 CINÉMA – VOO et Be tv – PROXIMUS – RTBF(Télévision belge) Photos ©Christine Plenus [上映時間] 5月の PICK UP MOVIE ! [公式サイト] bitters.co.jp/tori_lokita Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 過去の上映作品 GOLDFISH 上田映劇 × NABO『丘の上の本屋さん』上映記念企画「階段の上の本屋さん... ピックアップ記事 現在上映中の作品 山逢いのホテルで【12/13~26】 現在上映中の作品 現在上映中の作品 リリー・マルレーン 4Kデジタルリマスター版【12/21~3... 現在上映中の作品 現在上映中の作品 自由の暴力 デジタルリマスター版 【12/20~29】*ライ... 現在上映中の作品 関連記事一覧 過去の上映作品 モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険 過去の上映作品 ばるぼら 過去の上映作品 夜明けを信じて。 過去の上映作品 いとみち *「うえだ子どもシネマクラブ」上映作品 過去の上映作品 バジュランギおじさんと、小さな迷子 過去の上映作品 恋の病~潔癖なふたりのビフォーアフター~ 過去の上映作品 アダマン号に乗って 過去の上映作品 シモーヌ フランスに最も愛された政治家