アイヌの結婚式/チセ・アカラ~われらいえをつくる~

過去の上映作品
[上映日程]1/7~13(休映:1/10)

“ アイヌ、誇り高い民族 今、その魂が復活する ”

アイヌとはアイヌ語で人間という意味である
そしてアイヌは、自らそう呼ぶことを誇りとした誇り高い民族であった

1970年代北海道のとある村で
ささやかなアイヌの結婚式と
二軒のチセ(家)が建てられました。
アイヌがアイヌ古来の方法で結婚式をする、家を建てる。
このごく当たり前のことが
もう当たり前のことではなくなってしまいました。

この記録映画は
民族の魂の復活を願うアイヌの呼びかけに応じて作った自主制作。

[上映作品]
『アイヌの結婚式』(1971)
『チセ・アカラ~われらいえをつくる~』(1974)

[鑑賞料金]
通常通り(2本で1本分の通常鑑賞料金となります)

[上映スケジュール]

『アイヌの結婚式』
[1971年/日本/カラー/33分]
監督:姫田忠義
制作:小泉修吉
指導:萱野茂
民族文化映像研究所・グループ現代

失われてきたアイヌ古来の結婚式を再現した人たちの呼びかけに応じて、その模様をカメラに収めた記録映画。1971年4月、北海道日高地方のとある村で長らく途絶えていたアイヌ式の結婚式がささやかに行われた。アイヌの血を受けた人々がアイヌ古来の方法で結婚式をするということはもう当たり前のことではなくなっていたのだ。この実現の契機になったのは新婦の決意であり、それを支えたのが萱野茂をはじめとする二風谷に住むアイヌの人たちであった。アイヌ民族精神復興運動の先駆的あらわれの記録。

◎1972年東京教育映画コンクール奨励賞/イタリア・ポポリ映画祭入賞

『チセ・アカラ~われらいえをつくる~』
[1974年/日本/カラー/57分]
監督:姫田忠義
制作:小泉修吉 ほか
民族文化映像研究所・グループ現代

『アイヌの結婚式』の翌年、1972年4月、同じ萱野茂らアイヌの人たちによって、二風谷で二軒のチセ(家)が建てられた。結婚式同様、アイヌの人々がアイヌ式の家を建てることが完全に途絶えていた中、チセ作りを行った人たちからの呼びかけに応じて制作された。この村のアイヌたち自身の手によって、消えてしまったアイヌの伝統的な家作りを復活させた生活文化の記録。

◎1974年キネマ旬報文化映画ベストテン/1974年東京都教育映画コンクール銀賞

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