セイント・フランシス

過去の上映作品
[上映日程]11/5~18(休映:11/7、12~14)

“ 夏が終わる頃、私はもっと強くなる ”

フランシスとの出会いがもたらした、ひと夏の奇跡
パーフェクトからはほど遠くても、人生はこんなにも愛おしい———

[INTRODUCTION]
これまで映画で描かれることの少なかった生理、避妊、妊娠、中絶といった女性の身体にのしかかる負担やプレッシャー、さらにレズビアンカップルが直面する社会的な差別といったリアルを、軽やかに脚本に落としこんだのは今作で主演も務めるケリー・オサリヴァン。欧米では「先駆的」という表現が多く使われた本作は、ケリー・オサリヴァンの自伝的要素を織りこんだオリジナル脚本デビュー作。「女性に生理がなかったら地球には誰も存在しないのに、若い頃から生理のことは隠すように教育されている」。この女性が毎月向き合う日常の当たり前はタブーとされ、キレイな部分だけが美化されている現状に疑問を感じ、女性の心身の本音を見せたかったという。グレタ・ガーウィグの『レディ・バード』(17)の女性の描き方に触発され、俳優として多くの脚本を読んできた経験を生かして本作の執筆を開始。社会問題を上手に取りこみながら、大人だからこその苦悩と揺れ動く心情、そして今を生きる人たちの本音をユーモアと感動を交えてナチュラルに伝える凄腕は、まさにグレタ・ガーウィグの才能を彷彿とさせる。今後の作品と活躍にも大きな注目が集まる。

[STORY]
親友は結婚をして今では子どもの話に夢中。それに対して34歳で独身、大学も1年で中退し、レストランの給仕として働くブリジットは夏のナニー(子守り)の短期仕事を得るのに必死だ。自分では一生懸命生きているつもりだが、ことあるごとに周囲からは歳相応の生活ができていない自分に向けられる同情的な視線が刺さる。そんなうだつのあがらない日々を過ごすブリジットの人生に、ナニー先の6歳の少女フランシスや彼女の両親であるレズビアンカップルとの出会いにより、少しずつ変化の光が差してくる──。

『セイント・フランシス』
[2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/5.1ch/101分]
監督:アレックス・トンプソン
脚本:ケリー・オサリヴァン
出演:ケリー・オサリヴァン、ラモーナ・エディス・ウィリアムズ、チャーリン・アルヴァレス、マックス・リプシッツ、リリー・モジェク
原題:Saint Frances
配給:ハーク
配給協力:FLICKK
© 2019 SAINT FRANCES LLC ALL RIGHTS RESERVED

[上映時間]

[公式サイト]
hark3.com/frances

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