ゆめパのじかん *「週末こども映画館」対象作品/「うえだ子どもシネマクラブ」上映作品

過去の上映作品

[上映日程]8/20~9/2(休映:8/22、29)
*8月21日(日)14時30分の回の上映後、重江良樹監督と西野博之氏(認定NPO法人フリースペースたまりば理事長/川崎市子ども夢パーク総合アドバイザー)によるアフタートークを予定しています。

“「やってみたい」がいっぱいある。”

神奈川県川崎市にある子どもたちの居場所「川崎市子ども夢パーク」=通称「ゆめパ」。
遊んで、転んで、立ち止まって…誰もが安心して自分らしく過ごせる居場所で育まれる、
子どもたちのかけがえのない“じかん”を情感豊かに描いた珠玉のドキュメンタリー。

[INTRODUCTION]
何をしてもいい。何もしなくてもいい。
きみは、きみのままでいい。

「ゆめパ」は子どもたちみんなの遊び場。約1万㎡の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」がたくさん詰まっています。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集っています。
ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためています。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も…。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始め──。
子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー。

いまを生きるすべての子どもと、
かつて子どもだった大人に贈る、生きる力を育む“じかん”

2020年度の日本の児童や生徒の自殺者数は初めて400人を超え、小中学生の不登校児はおよそ20万人となりました。社会環境の大きな変化に大人たちが戸惑い、不安を感じている時こそ必要となる“子どもの居場所”。本作の撮影中、2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大により全国の学校が一斉休校となった時もゆめパは子どもたちを受け入れ続けました。
家庭でもない、学校でもない、第3の子どもの居場所を公設民営で運営している先進的なモデルとして、全国の自治体から注目を集めるゆめパの日々を3年にわたり撮影したのは、前作『さとにきたらええやん』の重江良樹監督。プロデューサーは『さとにきたらええやん』『隣る人』の大澤一生、音楽とナレーションをあたたかな声が魅力のシンガーソングライター・児玉奈央が務めています。
遊ぶこと、学ぶこと、休息すること、人と共にあること。その輝きも揺らぎも、子どもたちのかけがえのない“じかん”はきっと大人たちにも大切なものを思い起こさせてくれることでしょう。

「川崎市子ども夢パーク」とは

神奈川県川崎市高津区にある子どものための遊び場。2000年に制定された「川崎市子どもの権利に関する条例」をもとに市民参画で作られた。工場跡地を利用した約1万㎡の広大な敷地にはプレーパークエリア、音楽スタジオや創作スペース、ゴロゴロ過ごせる部屋のほか、学校に行っていない子どものための「フリースペース・えん」が開設されている。乳幼児から高校生くらいまで、幅広い年齢の子どもが利用している。
yumepark.net

『ゆめパのじかん』
[2022年/日本/90分]  
監督・撮影:重江良樹
構成・プロデューサー:大澤一生
編集:辻井潔
音楽:児玉奈央
制作協力:認定NPO法人フリースペースたまりば
撮影協力:川崎市、川崎市子ども夢パーク、公益財団法人 川崎市生涯学習財団、夢パーク支援委員会、ちいくれん(地域で子育てを考えよう連絡会)、風基建設株式会社
製作:ガーラフィルム、ノンデライコ
宣伝:ウッキー・プロダクション、リガード
配給:ノンデライコ
推薦:厚生労働省社会保障審議会
©️ガーラフィルム/ノンデライコ

[鑑賞料金]
「週末こども映画館」対象作品につき、お子様同伴の大人1名1,200円/その他通常通り

[上映時間]

『ゆめパのじかん』アフタートーク付上映 with うえだ子どもシネマクラブ開催のお知らせ。

[公式サイト]
yumepa-no-jikan.com

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