光復

過去の上映作品

[上映日程]7/30~8/10(休映:8/2、7~8)
*7月30日(土)14時5分からの回の上映後と、7月31日(日)17時40分からの回の上映後に、深川栄洋監督と本作主演の宮澤美保さん他(調整中)による舞台挨拶を実施します。

“ 暗闇の中に見えた光は、
 夢か 現か 幻か ”

深川栄洋が自主映画でしか描けなかった闇がここにある。

[INTRODUCTION]
スタッフはたったの5人……。知らない土地で知らない俳優たちと取り組む映画作りは映画制作を始めた20代の頃の自分を思い出すと共に、これまでの経験や心の葛藤を吐き出すものとなった。若いころから自殺願望があったと語る深川は、映画の世界にその救いを求め、実際に『映画館で映画を観ると不安定な気持ちが落ち着く』ことがよくあったという。そんな自身の経験から、久しぶりに作る自主映画は『心の乱れが整う』ような作品に挑戦しようと意識したそうだ。しかしそれが、今までの深川作品のハートフルなイメージを覆す、ダークで癒しとは真逆ともとれるような作品に仕上がっていることが、じつに興味深いところである。

[STORY]
主人公の大島圭子(42)は両親の介護の為、15年前に東京から実家の長野に移り住んだ。生活保護を受けながら父を看取り、アルツハイマーに冒されて意思の疎通が取れない母の介護をしながら慎ましく暮らしている。ある日、高校の同級生だった横山賢治(42)と再会し、賢治の手を借りながら母の介護をすることになる。先の見えなかった圭子の生活は、重苦しい雲が過ぎゆき、ほんの少しだけ雲間から光が差し込むようになった。色の無い圭子の表情にも、明るさが出てくるようになっていく。しかし、そんな時、圭子の母、安江が急死する。警察の検視の結果、安江の死は病死ではなくインシュリンの過剰投与による殺人事件として扱われる。警察の取り調べが始まると同時に、真っ逆さまに転がり落ちていく圭子の人生が始まった。

『光復』
[2021年/日本/129分]R18+  
監督・脚本:深川栄洋
出演:宮澤美保、永栄正顕、クランシー京子、関初次郎、池田シン、伊東孝、大場泰正、崔哲浩
Ⓒ2021 スタンダードフィルム合同会社

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