Girl/ガール

過去の上映作品
[上映日程]3/5~18(休映:3/7、14~15)

“ バレリーナになる。この夢は、何があっても諦めない。”

美しきトランスジェンダーの少女ララ。
イノセントな彼女がたどり着く、
映画史上最も鮮烈でエモーショナルなクライマックスに心震える感動作

[INTRODUCTION]
「Girl/ガール」は、2009年にベルギーの新聞に掲載されたバレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされたルーカス・ドン(当時18歳)が、“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いからアプローチを重ね、約9年の歳月を経て誕生した。
長編デビュー作ながらカンヌ国際映画祭に選出されるや「奇跡のように完璧なデビュー作」とメディアから喝采を浴び、カメラドール(新人監督賞)を受賞。アカデミー賞®外国語映画賞〈ベルギー代表〉選出、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネートという快挙を成し遂げた。評論家・観客からは“ニュー・ドラン”とも称される、今世界が最も注目する新鋭監督である。
主演のビクトール・ポルスターは、アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクールに通う現役のトップダンサー。“性別を超越した美しさ”と絶賛され500人を超える候補者の中から選ばれた。
初の映画出演でシスジェンダーでありながらララの繊細な表情や思春期の心の機微を見事に表現し、カンヌ国際映画祭・ある視点部門で最優秀演技賞を受賞。バレエシーンでは圧倒的なパフォーマンスを見せている。
その息をのむほどに美しいバレエシーンの振付は、ベルギーが世界に誇る振付師でコンテンポラリー界の旗手、シディ・ラルビ・シェルカウイが担当している。

[STORY]
15歳のララの夢はバレリーナになること。しかしそれは簡単なことではなかった。彼女は男の体に生まれてきたから。それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援してくれる父に支えられ、難関のバレエ学校への入学を認められる。夢の実現のため、ララは毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねていく──だが、初めての舞台公演が迫る中、ライバルから向けられる心無い嫉妬、思春期の身体の変化により思い通りに動けなくなることへの焦りが、徐々に彼女の心と体を追い詰めていく。夢に向かって刹那的に今を生きるララと、今にも壊れてしまいそうな娘を必死に支える父。交錯した2人の思いがたどり着くエモーショナルなクライマックスは見るものの心を激しく揺さぶり、そしてその先に待つ光り輝くラストに涙が溢れる。

『Girl/ガール』
[2018年/ベルギー/フランス語・フラマン語/ヨーロッパ・ビスタ/105分]PG12
監督・脚本:ルーカス・ドン
振付師:シディ・ラルビ・シェルカウイ
出演:ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ
原題:Girl
配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
©Menuet 2018

[鑑賞料金]
一般¥1,500/映劇特別会員¥1,000/その他通常通り
*本作は特別興行作品につき、年間パスポート・回数券・福利厚生チケット、招待券、MTAチケットは利用できません。

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