さがす

過去の上映作品
[上映日程]2/19~3/11(休映:2/21、28、3/7)

“ 父は、なぜ消えたのか? ”

見つけたくないものまで見えてくる。
異才・片山慎三が放つ唯一無二の衝撃作。

さがし求めた先──。見つけたいものは何だったのか?

[INTRODUCTION]
国内外の錚々たる著名人から激賞を受け、映画ファンに衝撃を与えた映画『岬の兄妹』。今後の映画界を担う新たな才能として“片山慎三”の名を知らしめた。あれから3年、彼の長編2作目にして、商業デビュー作が満を持して誕生。
主演を務めるのは佐藤二朗。映画・テレビドラマ・演劇・バラエティ番組、さらには映画監督に至るまで、幅広い活躍を続ける彼が、監督からの熱望を受け、オファーに応えた。指名手配犯を見かけた翌朝に姿を消した父・原田智役として、彼の苦悩や矛盾を説得力たっぷりに表現。底知れない凄みと可笑しみがせめぎ合う演技はまさに佐藤二朗の真骨頂だ。
消えた父をさがす娘・原田楓役には次世代を担う女優・伊東蒼を抜擢。『湯を沸かすほどの熱い愛』で映画賞レースを席巻し、主演作『島々清しゃ』で毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞を受賞。21年には、NHK「ひきこもり先生」「おかえりモネ」、映画『空白』など話題作への出演が続く。オーディションで驚くべき対応力と演技力を見せた気鋭の女優が、人として強く、正しくあろうとする姿と等身大の弱さを繊細に表現し、見るものすべてを驚嘆させる。
指名手配中の連続殺人犯・山内照巳を演じるのは清水尋也。『渇き。』『ホットギミック ガールミーツボーイ』『東京リベンジャーズ』「おかえりモネ」など数多くの話題作で独特の存在感を放ち続ける“カメレオン俳優”が本作では狂気に満ちた殺人衝動と普通の青年らしさを共存させ、リアリティたっぷりに演じ切る。
自殺志願者・ムクドリ役には森田望智を起用。全世界同時配信されたNetflixドラマ「全裸監督」で一躍注目を浴び、第24回釜山国際映画祭アジアコンテンツアワード最優秀新人賞を受賞。死を切望しつつもどこかあっけらかんとした複雑な役どころを多彩な演技で表現する。
さらに、本作は、映画配給会社アスミック・エースと、インディペンデント映画シーンを支援し続けているDOKUSO映画館のタッグによる次世代クリエイター映画開発プロジェクト「CINEMUNI」の第一弾作品にも選出。商業性と作家性を兼ね備え、国際展開までを見据えた作品として、アジア最大規模を誇る第26回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門に正式出品。世界初上映となるワールドプレミアでは韓国の観客から大絶賛を浴びた。
見る者の価値観を覆し、すべての予想を裏切るストーリー。多彩なキャストによる繊細で、リアリティあふれる演技。片山慎三監督が自問自答を繰り返して作り上げた物語は、観客自身の心の奥底にひそむ苦悩や矛盾をあぶり出していく。日本国内のみならず、世界に放つ“唯一無二の衝撃作”が遂に公開!

[STORY]
大阪の下町で平穏に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。いつもの冗談だと思い、相手にしない楓。しかし、その翌朝、智は煙のように姿を消す。ひとり残された楓は孤独と不安を押し殺し、父をさがし始めるが、警察でも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にもされない。それでも必死に手掛かりを求めていくと、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」だが、その声に振り向いたのはまったく知らない若い男だった。失意に打ちひしがれる中、無造作に貼られた「連続殺人犯」の指名手配チラシを見る楓。そこには日雇い現場で振り向いた若い男の顔写真があった──。

『さがす』
[2022年/日本/シネマ・スコープ/123分]PG12
出演:佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也、森田望智、石井正太朗、松岡依都美、成嶋瞳子、品川徹
監督・脚本:片山慎三
共同脚本:小寺和久、高田亮
音楽:髙位妃楊子
製作:アスミック・エース、DOKUSO 映画館、NK Contents
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作協賛:CRG
制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
英題:Missing
©2022『さがす』製作委員会

[公式サイト]
sagasu-movie.asmik-ace.co.jp

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