夜の外側 イタリアを震撼させた55日間【12/27~30】

現在上映中の作品
[上映日程]12/27~30 *前後編各170分に分けての上映となります

“ 生きたいと願うことの 何が狂っていますか? ”

国家を揺るがす元首相の誘拐事件
巨匠マルコ・ベロッキオ監督 慟哭の一大巨編

[INTRODUCTION]
『夜よ、こんにちは』(03)で同事件を「赤い旅団」側から描いたイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督が、「すでに語られた物語には戻らない」という自身のルールを破り、外側〈政府、法王、神父、警察、教授、妻、子供たち…、様々な立場で事件に関与した人々〉の視点を交えて、6エピソードからなる一大巨編として作り上げたのが本作である。
2022年カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門で上映された後、イタリアでは前編、後編に分けて劇場公開、その後国営放送RAIで放送されて高視聴率を記録。2023年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞17部門にノミネートされ、ファブリツィオ・ジフーニ(『人間の値打ち』)は最優秀主演男優賞を受賞、その妻エレオノーラ役のマルゲリータ・ブイ(『3つの鍵』)と、教皇パウロ6世役のトニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』)はそれぞれ助演男女優賞にノミネートされ、その年のイタリア映画界を席巻する形となった。史実とフィクションを交えた、その力強くも絢爛たる筆致で描かれるドラマは、340分という長さを全く感じさせず、観る者に大きなカタルシスを与えるに違いない。

[STORY]
1978年3月のある朝、戦後30年間にわたってイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で、元首相のアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲撃、誘拐されてしまう。世界が注目し、イタリア中が恐怖に包まれたその日から、55日間の事件の真相を、アルド・モーロ自身、救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと旧知の仲である教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、そして妻であるエレオノーラ・モーロの視点から描く。果たして、アルド・モーロは救出されるのか──。

『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』
[2022年/イタリア/イタリア語・英語/1.85:1/5.1ch/340分]G
監督・原案・脚本:マルコ・ベロッキオ
原案・脚本:ステファノ・ビセス
脚本:ルドヴィカ・ランポルディ、ダヴィデ・セリーノ
出演:ファブリツィオ・ジフーニ、マルゲリータ・ブイ、トニ・セルヴィッロ、ファウスト・ルッソ・アレジ、ダニエーラ・マッラ
原題:Esterno notte/英題:Exterior, Night
配給:ザジ・フィルムズ
©2022 The Apartment – Kavac Film – Arte France. All Rights Reserved.

[鑑賞料金]
通常通り/ただし、前後編2部構成となり、各々別料金になります

[上映時間]

[公式サイト]
zaziefilms.com/yorusoto

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