西湖畔(せいこはん)に生きる【12/13~26】

現在上映中の作品
[上映日程]12/13~26(休映:12/16、23)

“ そのほとりには天上が在り地獄が在る。”

天上の茶畑から違法ビジネスの地獄へ。母を救うために息子は一線を超える

デビュー作『春江⽔暖〜しゅんこうすいだん』で世界から注⽬されたグー・シャオガン監督の第⼆作は、“⼭の視点で⾒つめる天上と地獄” 。

[INTRODUCTION]
長編デビュー作『春江水暖 しゅんこうすいだん』で世界から注目された中国のグー・シャオガン監督が、釈迦の十大弟子のひとり・目連が地獄に堕ちた母を救う仏教故事「目連救母」に着想を得て撮りあげた長編第2作。ドラマ「長歌行」のウー・レイが息子ムーリエン、ドラマ「清越坊の女たち 当家主母」のジアン・チンチンが母タイホアを演じた。「花様年華」などウォン・カーウァイ監督作への参加で知られる作曲家・梅林茂が音楽を担当。2023年・第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。

[STORY]
杭州市。最高峰の中国茶・龍井茶の生産地としても有名な西湖(せいこ)。そのほとりに暮らす母・タイホア(苔花)と息子・ムーリエン(目蓮)。父のホー・シャン(何山)は家を出て行方がわからず、10年になる。タイホアは山の美しい茶畑で、茶摘みの仕事をしながら、ひとり息子を育て上げた。ムーリエンはもう大学卒業の年だが、仕事がなかなか見つからない。ようやく見つけた仕事は詐欺まがいで、仕事は続かず、無職になってしまう。一方、タイホアも、茶畑の主人チェンと懇意になったことで、その母親の逆鱗に触れ、茶畑を追い出される。そんな時、タイホアは怪しげな「足裏シート」を販売するバタフライ社に出会う。その実態は違法なマルチ商法だった……。彼らに洗脳され、別人のようになってしまうタイホア。ムーリエンは、母をなんとか違法ビジネスの地獄から救い出そうと一線を超える決断をする……。この物語は、仏教の故事で、釈迦の十大弟子のひとりである目連が地獄に堕ちた母親を救う「目連救母」にヒントを得ている。

『西湖畔(せいこはん)に生きる』<中国公開版・新字幕>
[2023年/中国/118分]G
監督:グー・シャオガン
撮影監督:グオ・ダーミン
音楽:梅林茂
出演:ウー・レイ、ジアン・チンチン、チェン・ジエンビン、ワン・ジアジア
配給:ムヴィオラ、面白映画 
原題:草木人間|英語題:Dwelling by the West Lake
©Hangzhou Enlightenment Films

[上映時間]

[公式サイト]
moviola.jp/seikohan

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