レイブンズ【6/6~】

今後の上映作品
[上映日程]2025年6月6日(金)〜 *休映:6/9、ほか

“ 完璧なショットが、愛を犠牲にしていく ”

伝説の写真家深瀬昌久と妻洋子 ダークでシュールなラブストーリー

[INTRODUCTION]
ハリウッド製作ドラマ「SHOGUN 将軍」で、ゴールデングローブ賞助演男優賞(テレビドラマ部門)を受賞し、世界が注目する国際派俳優・浅野忠信が伝説の写真家深瀬昌久を演じる最新主演作、仏日西白合作映画『レイブンズ』。森山大道らとニューヨークMoMA“New Japanese Photography”展(1974)で絶賛を浴びた伝説の写真家深瀬昌久の78年にわたる波瀾万丈の人生を、実話とフィクションを織り交ぜて大胆に描いた。写真に憑りつかれた天才の狂気と、撮ることでしか愛しかたを知らなかった純粋さを、繊細かつワイルドに演じ浅野忠信の魅力が炸裂する。深瀬の<最愛の妻であり最強の被写体>洋子役に、瀧内公美(『由宇子の天秤』『敵』、大河ドラマ「光る君へ」)。ミューズという古典的役割を軽々と飛び越え、美しく自由な圧倒的存在感で演じた。さらに、古舘寛治、池松壮亮、高岡早紀ら実力派俳優が脇を固める。

[STORY]
北海道の高校を卒業した深瀬は、父の写真館を継ぐことを拒んで上京する。彷徨う日々の中で彼は洋子に出会う。洋子は美しく力に満ちていた。洋子が深瀬の写真の主題となり、二人はパーソナルでありながら革新的な作品を作り出していった。家庭らしい家庭を知らずに育った深瀬は、家族愛に憧れていた。洋子の夢を支援するため懸命に働く深瀬だったが、ついに洋子の信頼を裏切り彼女の夢もうちくじいてしまう。
深瀬「写真家にまともな生活はない。俺はカメラを武器のよう に使った。俺が愛する全てのものと全ての人を俺の仕事に 引きずり込んだ」
洋子「そんなものの後ろに隠れてないで…。私を見てよ…カメラ じゃなくて人の眼で見て。」
天賦の才の一方で、心を閉ざし、闇を抱えていた。それは異形の“鴉の化身”として転生し、哲学的な知性で芸術家への道を容赦なく説き、翻弄する。深瀬の最愛の妻であり最強の被写体であった洋子の存在を犠牲にしてもー。闇落ちから深瀬を守ろうとする妻洋子──1950年代の北海道、70年代のNY、1992年東京まで、疾風怒濤のダークでシュールなラブストーリー。

『レイブンズ』
[2024年/フランス・日本・ベルギー・スペイン/日本語・英語/2.35:1/5.1ch/116分]
監督・脚本:マーク・ギル
撮影:フェルナンド・ルイス
音楽:テオフィル・ムッソーニ、ポール・レイ
出演:浅野忠信、瀧内公美、古館寛治、池松壮亮、高岡早紀
原題:RAVENS
配給:アークエンタテインメント
© Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, Katsize Films, The Y House Films

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
ravens-movie.com

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