めくらやなぎと眠る女【8/23~】

今後の上映作品
[上映日程]8/23~(休映:未定)

村上春樹原作、初のアニメ映画化!
ピエール・フォルデス監督作品

[INTRODUCTION]
世界最大のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞、新潟国際アニメーション映画祭で第一回目のグランプリに輝いた『めくらやなぎと眠る女』。本作は音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が、村上春樹の6つの短編「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」を再構築した、村上春樹原作初のアニメ映画。実写撮影をベースにした独自の技法と緻密な音響設計によって、村上作品のミステリアスかつ生々しいリアリティを見事に映像化した作品。村上春樹ならではのモチーフが、アニメだからこそ表現なしえたマジックリアリズム的な世界観で再現され、人生に行き詰った3人が遠い記憶や夢をさまよいながら自身と向き合い、ゆるやかに解放されてゆく物語が描かれる。

[STORY]
2011年の東京。東日本大震災から5日後、刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を女性に届けるために北海道へと向かうことになる。同じ頃のある晩、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な「かえるくん」が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった──。めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下──大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか…。

『めくらやなぎと眠る女』
[2022年/フランス・ルクセンブルク・カナダ・オランダ/109分]
監督・脚本:ピエール・フォルデス
原作:村上春樹(「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)

【オリジナル版】
声の出演:ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー、マルセロ・アロヨ、スコット・ハンフリー、アーサー・ホールデン、ピエール・フォルデス

【日本語版】
声の出演:磯村勇斗、玄理、塚本晋也、古舘寛治、木⻯麻生、川島鈴遥、梅谷祐成、岩瀬亮、内田慈、戸井勝海、平田満、柄本明
演出:深田晃司
翻訳協力:柴田元幸
音響監督:臼井勝
監修:ピエール・フォルデス

原題:Saules Aveugles, Femme Endormie/英語題:Blind Willow, Sleeping Woman
配給:ユーロスペース、インターフィルム、ニューディアー
© 2022 Cinéma Defacto – Miyu Prodcutions – Doghouse Films – 9402-9238 Québec inc. (micro_scope – Prodcutions l’unité centrale) – An Origianl Pictures – Studio Ma – Arte France Cinéma – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma

◎アヌシー国際アニメーション映画祭2022⻑篇部門審査員特別賞
◎第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門グランプリ

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
eurospace.co.jp/BWSW

ピックアップ記事

関連記事一覧

Facebook