お坊さまと鉄砲【3/7~】

今後の上映作品
[上映日程]3/7~(休映:)

“ 変わりゆく世界で、変わらないもの。”

ブータンで行われる初めての選挙。
村の徳の高いお坊さまが言いました。
「次の満月までに銃を二丁用意せよ」
若いお坊さまは銃を探しに山を下りるのですが…。

『ブータン山の教室』の監督が贈る
現代を生きる人々に気づきをもたらすハートウォーミング・テール

[INTRODUCTION]
長編映画監督デビュー作の『ブータン 山の教室』(2019)が世界中でサプライズヒット、第94回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされ、ブータン映画初のオスカー候補という歴史的快挙を成し遂げたパオ・チョニン・ドルジ監督、待望の第2作。前作では秘境ともいえる地で、伝統を守りながら生きる人々の暮らしを活写しつつ、“学ぶ”ことによって未来は切り開かれていくのだと示した監督が、今回モティーフに選んだのは「選挙」。初めての選挙によって“変化”を求められ戸惑う村の人々の姿を、前作同様、温かい眼差しと飄々としたユーモアで紡ぎながら、本当の幸せとは何かを、観る者に問いかける。

[STORY]
2006年、国王陛下が退位の意向を発表し、ブータンは民主主義体制へと移行する。総選挙で新しいリーダーを選ぶ必要があるが、ブータンでは選挙を実施したことがない。国民の理解促進を図るため、政府は選挙委員をブータン全土に派遣し、4日後に“模擬選挙”の実施を決定する。周囲を山に囲まれたウラ村。山で瞑想修行中のラマのもとを訪れた僧侶のタシは、模擬選挙の報を聞いたラマから「次の満月までに銃を二丁手に入れてほしい」と頼まれる。戸惑うタシに、ラマは「物事を正さねばならん」と話す。時を同じくして、銃コレクターのロンがブータンに到着。ウラ村に昔の貴重な銃があると知り、アメリカから取引にやってきたのだ。ロンは、運転手と通訳を務めるベンジとともに村へ向かう。一方タシは、村中の家々を尋ね歩き、ペンジョーという村人の家に銃があるという噂を手に入れる。銃を譲ってもらうためペンジョーの家に向かうが、一足先にロンとベンジが訪れていて……。ラマが銃を必要とした理由は?選挙は、村人たちに幸せをもたらすのか──。

『お坊さまと鉄砲』
[2023年/ブータン・フランス・アメリカ・台湾/ゾンカ語・英語/2.39:1/5.1ch/112分]
監督・脚本:パオ・チョニン・ドルジ
出演:タンディン・ワンチュック、ケルサン・チョジェ、タンディン・ソナム
原題:The Monk and the Gun
配給:ザジフィルムズ、マクザム
(c) 2023 Dangphu Dingphu: A 3 Pigs Production & Journey to the East Films Ltd. All rights reserved

◎文部科学省特別選定(青年・成人向き)/ 文部科学省選定(家庭向き)

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
maxam.jp/obousama

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