リッチランド【8/9~】 今後の上映作品 [上映日程]8/9~(休映:未定) “ その木の実はプルトニウム わたしたちはその果実を食べた ”第二次世界大戦下のアメリカで、秘密裏に進められたマンハッタン計画原爆を作るために生まれた町「リッチランド」その知られざる歴史と現在 [INTRODUCTION] 「キノコ雲は 我らが誇り」 原爆を作るために生まれた町・リッチランド 平和で美しい郊外(サバービア)で、その歴史を誇る人々、逡巡する人々が交差する 『オッペンハイマー』のその後、アメリカの“核”を担い続けてきた町の知られざる歴史と現在── 平和で美しいアメリカの典型的な郊外の町、ワシントン州南部にあるリッチランド。人々は町を愛し、隣人を愛し、仕事に誇りを持って暮らしている。応援する地元高校のフットボールチームのトレードマークは「キノコ雲」と「B29爆撃機」、チーム名は「リッチランド・ボマーズ」。そう、リッチランドは、1942年からのマンハッタン計画における核燃料生産拠点「ハンフォード・サイト」で働く人々とその家族が生活するために作られた町なのだ。1945年8月9日、長崎に落とされた「ファットマン」のプルトニウムはハンフォード・サイトで精製されたものだった。終戦後は冷戦時に数多く作られた核兵器の原料生産も担い、稼働終了した現在はマンハッタン計画に関連する研究施設群として国立歴史公園に指定され、アメリカの栄光の歴史を垣間見ようと多くの観光客が訪れている。 広島、長崎への原爆投下から79年。その罪と痛みを背負うのは誰か? 人類の“業”が重層的に浮かび上がる叙事詩的ドキュメンタリー リッチランド高校の「キノコ雲」は町のいたるところで掲げられ、「原爆は戦争の早期終結を促した」と誇りを口にする人々。一方で「川の魚は食べない」と語る者たちは、核廃棄物による放射能汚染への不安を今も抱えながら暮らしている。町の歴史を誇りに思う者がいる一方で、多くの人々を殺戮した“原爆”に関与したことに逡巡する者もいる。そしてまた「ハンフォード・サイト」自体、ネイティブアメリカンから“奪った”土地だったのだ。様々な声が行き交う中で、被爆3世であるアーティスト・川野ゆきよがリッチランドを訪れ、町の人々との対話を試みるのだが...。 多くの犠牲のもとで、多くの命を奪い、存在そのものが人類の脅威となってしまった“原爆”。『オッペンハイマー』のその後、アメリカは“原爆”とどう向き合ってきたのか? その罪と痛みを背負うのは誰なのか? 近代アメリカの精神性、そして科学の進歩がもたらした、人類の“業”が重層的に浮かび上がる叙事詩的ドキュメンタリー。 『リッチランド』 [2023年/アメリカ/5.1ch/93分] 監督:アイリーン・ルスティック 製作:コムソモール・フィルムズ 配給:ノンデライコ © 2023 KOMSOMOL FILMS LLC [上映時間] *準備中 [公式サイト] richland-movie.com Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 今後の上映作品 ある一生【8/9~】 風が吹くとき【8/9~】*日本語〈吹替〉版/「週末こども映画館」対象作品 ピックアップ記事 現在上映中の作品 SAYONARA AMERICA【6/30~7/6】*イベン... 現在上映中の作品 現在上映中の作品 マリア 怒りの娘【6/28~7/8】*「週末こども映画館」対... 現在上映中の作品 現在上映中の作品 雨降って、ジ・エンド。【6/28~7/4】*舞台挨拶あり 現在上映中の作品 関連記事一覧 今後の上映作品 左手に気をつけろ【8/2~8】*併映作品『だれかが歌ってる』... 今後の上映作品 お隣さんはヒトラー?【8/23~】 今後の上映作品 ストップ・メイキング・センス 4Kレストア【8/9~】 今後の上映作品 ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ【7/19~8/1】 今後の上映作品 #つぶやき市長と議会のオキテ 劇場版【8/16~】 今後の上映作品 ニナ・メンケスの世界【8/30~9/12】*特集上映 今後の上映作品 ブルーを笑えるその日まで【7/19~25】*舞台挨拶あり/「... 今後の上映作品 東京裁判(4Kデジタルリマスター版)【8/15】*1日限定上...