わたしの見ている世界が全て

過去の上映作品
[上映日程]5/27~6/9(休映:5/29、6/5、7)

“ これがわたしの、家族自立化計画。”

個⼈主義へのささやかな挑戦を描いた社会⾵刺エンタテイメント!

[STORY]
熊野遥風は、家族と価値観が合わず、大学進学を機に実家を飛び出し、ベンチャー企業で活躍していた。しかし、目標達成のためには手段を選ばない性格が災いし、パワハラを理由に退職に追い込まれる。復讐心に燃える遥風は、自ら事業を立ち上げて見返そうとするが、資金の工面に苦戦。母の訃報をきっかけに実家に戻った遥風は、3兄弟に実家を売って現金化することを提案する。興味のない姉と、断固反対する兄と弟。野望に燃える遥風は、家族を実家から追い出すため、「家族自立化計画」を始める──。

[INTRODUCTION]
遥風が“他者を知っていく過程”そのものを魅力的に活写したい──。家族や会社の共同体意識は薄れ、SNSや趣味を通じて、価値観の近い人と過ごすことができる分断の時代。本作の主人公遥風もまた、自分の世界だけを信じて生きてきた。彼女は、損得の中でしか人と関われず、自分の正しさは他者にとっても正しいと信じて疑わない。そんな彼女は果たして本当に「一人」で生きていく事ができるのだろうか。本作は「一人」で生きてきたつもりの遥風が家族の元へと飛び込み、初めて他者を知り、人との繋がりを知り、そして私を知る物語である。
主演は『アイスと⾬⾳』の森⽥想。その他にも、中村映⾥⼦(『愛の渦』)、中崎敏(『ワンダーウォール劇場版』)、熊野善啓(『四⽉の永い夢』)、松浦祐也(『岬の兄妹』)、川瀬陽太(『激怒』)、カトウシンスケ(『ケンとカズ』)、⼩林リュージュ(『⾛れ、絶望に追いつかれない速さで』)、新⾕ゆづみ(『⿇希のいる世界』)、三村和敬、堀春菜など、⽇本映画の実⼒派が集結!森⽥想は本作にて、マドリード国際映画祭主演⼥優賞(外国映画部⾨)を受賞した。
監督は、TAMA NEW WAVE映画祭特別賞・主演男優賞(池松壮亮主演短編『家族の⾵景』)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・ショートショートフィルムフェスティバル(短編『⼥優川上奈々美』)⼊選など多数の受賞歴がある新鋭・佐近圭太郎監督。2022年にはEXILE/三代⽬J Soul Brothers from EXILE TRIBEの⼩林直⼰主演ドラマ『アイの先にあるもの』の監督を務め、前作『東京バタフライ』に続く⻑編⼆作⽬となる。

『わたしの見ている世界が全て』
[2022年/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/82分]G
出演:森田想、中村映里子、中崎敏、熊野善啓、松浦祐也、川瀬陽太、カトウシンスケ、小林リュージュ、堀春菜、三村和敬、新谷ゆづみ
監督・編集:佐近圭太郎
製作・配給:Tokyo New Cinema
©2022 Tokyo New Cinema

[上映時間]

[公式サイト]
tokyonewcinema.com/works/wataseka

ピックアップ記事

関連記事一覧

Facebook