それでも私は生きていく

過去の上映作品
[上映日程]6/10~23(休映:6/12、19)

病気の父親の介護、仕事、子育て、新たな恋
懸命に生きようとする女性の物語

[INTRODUCTION]
第66回ベルリン国際映画祭で銀熊(監督)賞を受賞し、今やフランス映画界を代表する存在となったミア・ハンセン=ラブ監督の8作目。自身の経験をもとに“悲しみ”と“喜び”、正反対の状況に直面する一人の女性の心の機微を繊細に描き、“人生讃歌”とも言える上質なヒューマンドラマに仕上げた。中でも光るのが主人公サンドラを演じるレア・セドゥの存在感。彼女の起用について、「人間味のある人物としてカメラで捉えたかった」と監督が語る通り、複雑な心境を見事に表現し、第75回カンヌ国際映画祭にてヨーロッパ・シネマ・レーベルを受賞した。エリック・ロメール監督作品を思わせる陽光や草木の緑など、35ミリフィルムで撮影された温かみのある色彩にも注目だ。

[STORY]
わたしは母親で、娘で、恋人
喜びや悲しみと共に、人生はこれからも続く──

サンドラは、夫を亡くした後、通訳の仕事に就きながら8歳の娘リンを育てるシングルマザー。仕事の合間を縫って、病を患う年老いた父ゲオルグの見舞いも欠かさない。しかし、かつて教師だった父の記憶は無情にも徐々に失われ、自分のことさえも分からなくなっていく。彼女と家族は、父の世話に日々奮闘するが、愛する父の変わりゆく姿を目の当たりにし、サンドラは無力感を覚えていくのだった。そんな中、旧友のクレマンと偶然再会。知的で優しいクレマンと過ごすうち、二人は恋に落ちていくが……。

『それでも私は生きていく』
[2022年/フランス/ビスタ/5.1ch/112分]R15+
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ
出演:レア・セドゥ、パスカル・グレゴリー、メルヴィル・プポー、ニコール・ガルシア、カミーユ・ルバン・マルタン
原題:Un Beau Matin/英題:One Fine Morning
日本語字幕:手束紀子
配給:アンプラグド

[上映時間]

[公式サイト]
unpfilm.com/soredemo

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