わたしは、ダニエル・ブレイク *「週末こども映画館」対象作品/「うえだ子どもシネマクラブ」上映作品

過去の上映作品

[上映日程]11/15~25

“ 人生は変えられる。隣の誰かを助けるだけで。”

〈今〉を懸命に生きようとする人々に寄り添い続けるケン・ローチ監督が、人間の尊厳と優しさを描く集大成にして最高傑作。

[INTRODUCTION]
前作の『ジミー、野を駆ける伝説』を最後に映画界からの引退を表明していた、イギリスを代表する巨匠ケン・ローチ監督。しかし、現在のイギリス、そして世界中で拡大しつつある格差や貧困にあえぐ人々を目の当たりにし、今どうしても伝えたい物語として引退を撤回してまで制作されたのが本作『わたしは、ダニエル・ブレイク』。
複雑な制度に翻弄され、人としての尊厳を踏みにじられ貧困に苦しみながらも、助け合い生きていこうとするダニエルとケイティ親子との心の交流が世界中を感動と涙で包み込み、カンヌ国際映画祭では、見事、『麦の穂をゆらす風』に続く2度目のパルムドールを受賞した。労働者や社会的弱者に寄り添い、彼らを取り巻く厳しい現実と、それでも今日を懸命に生きようとする人間たちを描き続けてきたケン・ローチ監督の集大成であり最高傑作だ。
これは遠い国の見知らぬ人の話ではない。ダニエルのまっすぐな瞳を通して、ケン・ローチが教えてくれるのは、どんなに大きな危機を迎えても、忘れてはいけない大切なこと。

[STORY]
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』
[2016年/イギリス・フランス・ベルギー/英語/アメリカンビスタ/5.1ch/100分]
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアース
原題:I, Daniel Blake
日本語字幕:石田泰子
配給・宣伝:ロングライド
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,
British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016

[鑑賞料金]
「週末こども映画館」対象作品につき、お子様同伴の大人1名1,200円/その他通常通り

[上映時間]

『わたしは、ダニエル・ブレイク』アフタートーク “やどかりハウス大反省会”(公開討論会)開催のお知らせ。

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