グッド・ワイフ

過去の上映作品
[上映日程]8/15~28(休映:8/17、24)

“ 女は誰でもお姫様を夢見てる ”

1982年、メキシコを襲った最悪の経済危機、アッパークラスの主婦たちの生き残りをかけた熾烈なマウンティング合戦の幕が上がる。
彼女たちは何を手に入れ、何を失ってしまったのか──
80年代の華麗なる最先端ファッションと鋭い社会風刺が織りなすスタイリッシュドラマ

[解説]
裕福な夫の“妻”として生きる女たちのマウンティング合戦を通し、現代女性にとっての愛や結婚、さらにはアイデンティティを模索するスタイリッシュドラマ『グッド・ワイフ』。本作の舞台となるのは第91回アカデミー賞で外国語映画賞ほか3冠に輝いたアルフォンソ・キュアロン監督作『ROMA/ローマ』から10年後のメキシコ。メキシコの新鋭の女性監督アレハンドラ・マルケス・アベヤの長編2作目となる本作は、メキシコを代表する女性作家グアダルーペ・ロアエサによる社会風刺の効いた小説「Las Niñas Bien」が原案となる。2018年のトロント国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、多くの国際映画祭で絶賛され、2019年メキシコ・アカデミー賞では13部門にノミネート、主演女優賞ほか4部門を受賞した話題作。主人公となるセレブ妻の“女王”ソフィアを始め1980年代当時のアッパークラスの主婦たちの贅沢な暮らしぶりと、女たちの激しい“マウンティング”バトルに目が離せない。当時最先端のゴージャスなファッションやライフスタイル、カルチャーも本作の大きな見どころのひとつ。しかし、誰もが憧れる生活を送っていたソフィアの完璧な世界は、1982年にメキシコを襲った経済危機をきっかけに脆くも崩れ去ってゆく…。富を拠り所としていた女性が、財産を失った時、その先には何が待っているのか?アベヤ監督が、完璧なセレブ主婦ソフィアの答えのでない内的葛藤をラグジュアリーなキャンバスの上で巧みに描き出して見せた。

[あらすじ]
1982年、メキシコシティの高級地区ラスロマス。実業家の夫との間に3人の子供に恵まれたソフィアは、高級住宅街にある美しい豪邸で満ち足りた生活を送っていた。セレブ妻たちのコミュニティに女王のごとく君臨していた彼女は、証券会社の社長を夫に持つ、垢抜けない“新入り”アナ・パウラの出現が気に入らない。だが、歴史的なメキシコの経済危機が到来し、富裕層を直撃。突如として、ソフィアの完璧な世界は崩壊し始める…。

『グッド・ワイフ』
[2018年/メキシコ/スペイン語/シネスコ/100分]
監督・脚本:アレハンドラ・マルケス・アベヤ
原案:グアダルーペ・ロアエサ
出演:イルセ・サラス、カサンドラ・シアンゲロッティ、パウリーナ・ガイタン、ジョアンナ・ムリーヨ、フラビオ・メディナ
原題:Las Niñas Bien
字幕:大西公子
後援:在日メキシコ大使館
配給:ミモザフィルムズ
© D.R. ESTEBAN CORP S.A. DE C.V. , MÉXICO 2018

◎公式サイト:goodwife-movie.com

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