火だるま槐多よ

過去の上映作品
[上映日程]2/16~22(休映:2/18、19)
*2月17日(土)12時の回の上映後、佐藤寿保監督、坂口一直プロデューサー、戦没画学生慰霊美術館「無言館」館主・窪島誠一郎氏による舞台挨拶を実施致します

“ 世界をガランスに塗りつぶせ! ”

夭逝の画家、詩人———村山槐多が甦る

[INTRODUCTION]
22歳で夭逝した大正時代の画家・村山槐多の作品に魅せられた現代の若者たちが、槐多の作品を独自の解釈で再生させていく姿を描いたアバンギャルド・エンタテインメント。『佐々木、イン、マイマイン』の遊屋慎太郎が朔、『背中』の佐藤里穂が薊を演じる。ピンク映画出身で「ピンク四天王」の1人に数えられる佐藤寿保が監督を務め、『乱歩地獄 芋虫』『眼球の夢』でも佐藤監督と組んだ夢野史郎が脚本を担当。

[STORY]
村山槐多の絵画「尿する裸僧」に魅入られた法月薊が「村山槐多を知っていますか?」と街頭インタビューをしていると、「私がカイタだ」と答える男・槌宮朔に出会う。特殊な音域を聞き取る能力を持つ朔は、過去から槐多が語りかけてくる声を何度も聞くうちに神経を侵食され、自らを槐多と思い込むようになっていた。朔が加工する音は同じく特殊な能力を持つ者にしか聞き取れないが、それぞれ予知能力、透視能力、念写能力、念動力を持つ若者4人のパフォーマンス集団がそれに感応する。

村山槐多(むらやま・かいた)1896–1919

大正時代の日本の画家で、詩人、作家でもある。従兄の山本鼎(画家)に感化され画家を志し、中学生(旧制)の頃より美術、文学に異彩を発揮。ガランス(深紅色)を多用した独特の生命力に溢れた絵画は、二科展、日本美術院展などに入選し、異色作家として注目されたが、破滅的な放浪生活の末、流行性感冒で1919年2月20日死去。絵画の主要作に「カンナと少女」「湖水と女」「尿する裸僧」など。詩集に「槐多の歌へる」(遺稿集)など。 小説に「悪魔の舌」など

『火だるま槐多よ』
[2023年/日本/カラー/1:1.85/5.1ch/102分]G
出演:遊屋慎太郎、佐藤里穂、工藤景、涼田麗乃、八田拳、佐月絵美、佐野史郎
監督:佐藤寿保
脚本:夢野史郎
配給:渋谷プロダクション
©2023 Stance Company / Shibuya Production

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