戦車闘争

過去の上映作品
[上映日程]2/20~3/5(休映:2/22、3/4)

“ 世界最強軍VS一般市民 勝つのはどっちだ!? ”

1972年、相模原──。
ベトナムへ向かう戦車に立ちはだかったのは、武器を持たない普通の人々だった。
知られざる100日間の真実に迫る、驚愕のドキュメンタリー。

[解説]
ベトナム戦争終盤を迎えていた1972年、アメリカ軍は破損した戦車を神奈川県相模原市の相模総合補給廠で修理し、再び戦地に送るべく横浜ノースドックへ輸送していた。それを知って憤った市民がノースドック手前で座り込みを敢行、戦車の輸送は断念された。この事件をきっかけに相模総合補給廠の前にはテントが立ち並び、およそ100日間におよぶ抗議活動がはじまる。映画『戦車闘争』は、座り込みに参加していた者から彼らを排除する側までのあらゆる当事者や専門家など総勢54人の証言によって、日本現代史上希に見る政治闘争の顛末を明らかにする白熱のドキュメンタリー映画である。
監督は社会派ドキュメンタリー番組などのディレクターを務め、本作が初の劇場公開作となる辻豊史。プロデューサーは『休暇』(08)『ホペイロの憂鬱』(18)といった劇映画を手がけ、今回インタビュアーも務める小池和洋。またミュージシャンや俳優として長きにわたり先鋭的な活動を続ける泉谷しげるがナレーションを担当。 機動隊との激しい攻防。各政党、過激派、学生運動家や市民運動家入り乱れての団結と混乱。輸送を請け負った業者や地元住民の葛藤。そしてアメリカと国民との板挟みになった市長や政府の対応。膨大な資料を元に様々な視点から、政治に青春を賭けた時代の熱気を余すところなく伝えるとともに、現在の日本とアメリカの関係や憲法の抱える問題点を浮き彫りにする。

『戦車闘争』
[2020年/日本/104分]
ナレーター:泉谷しげる
プロデューサー:小池和洋
監督:辻豊史
撮影・編集:辻 豊史
録音:廣木邦人、古賀陽大
整音:Bias Technologist
スタジオエンジニア:藤林繁
音楽:金澤美也子、植村昌弘、井筒好治
エンディング曲:「ニュー・シーズンズ・デッド」テニスコーツ
写真提供:石川文洋、沢田サタ、佐藤美知男、田中アキラ
タイトル:古谷悠子
製作:戦車闘争の映画をつくる会、フィルム・クラフト
配給・宣伝:マーメイドフィルム/コピアポア・フィルム
宣伝協力:VALERIA

◎公式サイト:sensha-tousou.com

©️横浜市史資料室 広報課写真資料

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