チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ 過去の上映作品 [上映日程]7/9~22(休映:7/11、19) “ 愛しいキタキツネを、父母(ちちはは)の国へ送る ”アイヌ民族の知られざる祭祀1986年 カメラはすべてを撮っていた [INTRODUCTION] アイヌの幻の祭り 1986年、北海道屈斜路湖を臨む美幌峠で、大正時代から75年ぶりに「キタキツネのイオマンテ(霊送り)」が行われた。わが子と同じように育てたキタキツネを、神の国へ送り返す。 ウポポ(歌)とリㇺセ(踊り)の原点 霊魂を神の国へ導く時がくる。イオマンテでは、一言一句に魂を込めカムイノミ(神への祈り)を唱え、ウポポとリㇺセが捧げられる。アイヌの歌と踊りの原点がここにある。 不世出の伝承者・日川エカシ 祭祀を司るのは、明治44生まれの日川善次郎エカシ(当時75歳)。祈りの言葉を間違えれば神の怒りをかうという大役である。神の国へ戻ったチロンヌプカムイは、人間の国で歓待されたようすをみんなに聞かせ、うらやましがられる。仲間たちは、肉と毛皮をみやげにして、人間の国を訪ねたいと願うのだ。 人気漫画『ゴールデンカムイ』の監修者・中川裕が全訳、監修 日川エカシの祈りのすべてをアイヌ語に書き起こし、現代日本語訳で甦らせた。映画は、1986年に撮影したものをレストア(補修)し、35年ぶりに作品に仕上げた。北村皆雄監督は「民俗の記録は古いほど原型が残っている。時間の奥に眠っていたアイヌの世界観を現在に引き出した」と語る。 『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』 [1986年撮影・2021年制作/日本/16:9/105分] 監督:北村皆雄 語り:豊川容子 音楽:豊川容子+nin cup 制作:三浦庸子 監修・カムイノミ対語訳:中川裕(千葉大学名誉教授、『ゴールデンカムイ』アイヌ語監修) 司祭者:日川善次郎エカシ 企画・スチル:堤大司郎 製作・配給:ヴィジュアルフォークロア [上映時間] [公式サイト] iomantefilm.com ▶︎こちらもオススメ! 森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民【7/16~22】*舞台挨拶あり/一週間限定上映 カナルタ 螺旋状の夢【7/23~29】*舞台挨拶あり/一週間限定上映 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 過去の上映作品 勝手にしやがれ 60周年4Kレストア決定版 ピアノ ウクライナの尊厳を守る闘い ピックアップ記事 現在上映中の作品 マミー【11/22~12/5】*11月の PICK UP M... 現在上映中の作品 現在上映中の作品 箱男【11/15~28】 現在上映中の作品 現在上映中の作品 東京流れ者 4Kデジタル復元版【11/15~23】*鈴木清順... 現在上映中の作品 関連記事一覧 過去の上映作品 ニュー・シネマ・パラダイス *第4回「うえだ子どもシネマクラ... 過去の上映作品 二十歳の息子 過去の上映作品 フィールズ・グッド・マン 過去の上映作品 青春ジャック 止められるか、俺たちを2 過去の上映作品 私だけ聴こえる 過去の上映作品 ふたごのユーとミー 忘れられない夏 過去の上映作品 親愛なる同志たちへ *5月のオープンダイアログ対象作品 過去の上映作品 獄友